緊急事態宣言が延長されている東京都では、外出自粛を呼びかけていますが、１０日夜の都内では、前の週と比べて人出が増加している駅が多いことがわかりました。

１０日、都内では新たに３４０人の新型コロナウイルスの感染者が確認され、５日ぶりに３００人を上回りました。通勤客からは、緊急事態宣言が延長されても感染者数の下げ止まりが続いている現状に、戸惑いの声が聞かれました。

会社員（５０代）「再延長したほうが良さそうな雰囲気はあるが、さすがに延長に次ぐ延長で、どうなのかな。延長しても効果がでないのではないかという雰囲気も若干ある」

携帯電話の位置情報の解析によりますと、１０日午後９時の都内の人出は、前の週と比べると品川駅で２２．４％、銀座駅で１９．６％増加するなど、ほとんどの主要な駅で増加していました。