埼玉・越谷市“暑い街”全国1位にも 40℃に迫る暑さ続き…特産ネギに異変
2日に全国1位となる39.5℃を観測した埼玉・越谷市は、“暑い街”として知られるようになりました。知名度は上がった一方で、特産のネギなどには猛暑の影響が出ていました。
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今週、40℃に迫る暑さが続いた埼玉・越谷市。この暑さで、「深谷ネギ」に並ぶ、“埼玉三大ブランドネギ”だという「越谷ネギ」に異変が起きていました。
楽農三恵園 生産部主任・山田亮さん
「ひと月ぐらい前までは、全体的にこれくらいの太さでそろっていたんですが、雨が降らなかったり暑さだったりの影響で、だいぶんネギ自体が細くなってしまって」
気温が30℃を超えると、ネギの成長が止まってしまうというのです。
山田亮さん
「雑草と対比してもらうとわかるんですけど。雑草は青々と元気なんですけど、ネギの方全体的に枯れているというか」
枯れた部分をとりのぞき、出荷するため味に影響はないといいますが、廃棄するネギも少なくないということです。
山田亮さん
「剥きすぎると細くもなってしまいますし、細すぎても規格外ということで、ロスにつながってしまったりですとか」
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越谷市の5日の最高気温は27.8℃と、比較的すごしやすい気温となりました。
越谷市民
「きょう涼しいので、ひさしぶりに外の空気吸わせてあげようと思って、つれて来たんですけど、(暑い日は)小さい子がいると、一歩も外に出られないですよね」
2日は最高気温39.5℃で全国1位の暑さになり、3日には全国2位の39.2℃を記録し、“暑い街”として全国的にも名前が知られるようになりました。
同じ埼玉県の暑い街、熊谷市を抜いたことに越谷市民からは、“1位になるより、これ以上気温が上がらないでほしい”との声が聞かれました。
越谷市民
「(熊谷を)超さない方がいいよ。越谷は暑くしない方がいいよ」
「涼しくなってほしいです、本当は。1位じゃなくていいです、暑さは」
そんな暑い街、越谷市民の憩いの場は――
越谷市民
「今はレイクタウンが、越谷市民が涼める場所かな」
大型ショッピングモールの「イオンレイクタウン」ですが、そのすぐそばには、水害対策としてつくられた池と芝生の広場があります。バーベキューも楽しめて、池ではボートにのることもできます。しかし…。
越谷市観光協会 小出将寛次長
「(ボート利用者は)ちょっと少ないですかね。今年は暑いからかなとは思いますけど」
せっかくの夏休みなのに、“暑すぎて楽しめない”という人には、屋内で涼しく楽しめるアクティビティーもあります。
室内でスカイダイビングが行える施設では、体を浮き上げるほどの強い風を浴びながら、1分間のフライトを楽しめます。
利用客
「下から風が送られてきて、それを体全体で受けながら飛ぶ感じなので、すごく涼しかったです」
「初めての経験だったけど、ドキドキしたけど楽しかったです」
「涼しかったけど寒かったです」
FlyStation マネージャー・白川鮎子さん
「クーリングシステムといって、風が冷却された状態で吹き上げているので夏でも快適です、中は」
週明けから猛烈な暑さとなりそうな関東。再び、越谷が全国で1番暑い街になるかもしれません。