海がない!?いや川があるだろ埼玉県
47都道府県中、8つしかない「海なし県」。中でも人口最多を誇る埼玉県が今週「川の国・埼玉県」を宣言したのだ。
大野知事自ら今月26日の定例記者会見で県、市町村、民間企業などと連携し県内の「川遊びスポット」の中から特にお勧めの「クールスポット」を紹介する力のいれようだ。
■実は…河川の流域面積が全国2位の埼玉県
海はない・・・しかし、埼玉県には豊かな自然に囲まれた川がある。さらに意外なデータもあった。大野知事によると川の流域面積や流域人口などで全国1位を誇る利根川、埼玉県民にとって母なる川である荒川など、その河川面積は山手線の内側の面積の約2.4倍にあたり、県土に占める河川の流域面積は、なんと全国2位を誇るという。
■知事お勧めのクールなスポット
大野知事が薦める「クールスポット」というのは、ただ「涼しい」というだけではない。1つは多くの人がイメージするきれいな水で「ひんやり」の「クール」だが、これに加え、「かっこいい」という意味のクール。さらに「肝が冷える」という意味での「クール」スポットも知って欲しいと売り込みをかける。
まず、1つ目のきれいな水で「ひんやりとクール」を味わえるのが埼玉県ときがわ町にある、「木のむらキャンプ場」だ。都幾川最上流に位置しマイナスイオンたっぷり緑あふれるキャンプ場として人気スポットとなっている。水がとてもきれいで、夏でもひんやり文字通りクールなところだ。また、エメラルドグリーンに彩られ神秘的な「三波渓谷」が広がっていて知る人ぞ知る川遊びスポットになっているということだ。
そして2つ目の「かっこいいクール」は埼玉県越谷市の越谷レイクタウン脇にある「大相模調節池」で定期的に開かれるおしゃれなイベントだ。ショッピングモールで買い物を楽しむだけでなく水辺でカヌーや小さなヨット「ディンギー」なども体験して欲しいという。
最後は「肝を冷やすクール」。埼玉県秩父市にある「秩父ジオグラビティパーク」では恐怖の吊り橋「キャニオンウォーク」やジップラインでスリルを味わえる。もっとアクティブな人には「キャニオンスイング」という巨大なブランコがおすすめだという。
■海のない埼玉県でクールに!
大野知事は「河川は豪雨の影響から一瞬で増水する危険もありまた、コロナの新規陽性者が増加傾向にある事から感染予防対策に万全を期してほしい」と注意を促しながらも「普段オフィスでオヤジギャグに冷えている方々に自然豊かな埼玉県の川でクールになって頂きたい」と話した。
この夏休み、「川の国・埼玉県」でクールになってみてはいかがだろうか?