東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を統括する佐々木宏氏が、タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するような演出を提案したと報じられたことを受け、佐々木氏が１８日付で辞任しました。

東京五輪・パラ組織委員会　橋本会長「容姿に対して、侮辱するような発言は絶対にあってはならないと思います」

佐々木氏は、謝罪文として出したコメントの中で、開会式に出演予定だった渡辺直美さんの容姿について「大変な侮辱となる」演出プランを提案したと明かしています。

佐々木氏から辞意を示された橋本会長は、「本人の思いが強かった」ことや、就任当初から「ジェンダー平等」を掲げていることから申し出を受け入れ、佐々木氏は、１８日付で辞任しました。

組織委員会は、後任人事を検討していますが「佐々木氏の演出を継承すべきところは継承し、早急に体制を整える」としています。

また、報道を受け、渡辺直美さんが所属事務所のホームページで「正直驚いた」とするコメントを発表しました。「体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上で、お仕事をさせていただいております」「実際、私自身はこの体型で幸せです」などと心境をつづっています。