東京“感染者も陽性率も少しずつ増加”
政府の緊急事態宣言が解除された東京都内で、新たに187人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。3日連続で前の週の人数を上回っていて、増加傾向が続いています。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの187人で、前の週の同じ曜日の人数を3日連続で上回っているほか、直近7日間の感染者数の平均も302.9人で、先週月曜日時点の105.3%となり、増加傾向が続いています。
感染経路別では、家庭内感染が53人で最も多く、次いで、施設内感染が31人いました。都内にある病院では、患者ら13人の感染が確認され、この病院の感染者は27人となりました。
都の担当者は、「宣言は解除されたが、感染者も陽性率も少しずつ増えている。感染対策を続けてほしい」と話しています。
また、新たに70代から90代までの男女7人の死亡も確認されました。都内の感染者は11万7704人で、死者は1643人となりました。
政府の基準で算出した重症者数は265人で、再び「ステージ3」水準となっています。