“笹子トンネル事故”再現 研修施設公開
NEXCO中日本は、2012年に起きた中央自動車道・笹子トンネルの崩落事故の現場の状況などを再現した安全啓発のための研修施設を公開しました。
NEXCO中日本の研修施設、「安全啓発館」は、2012年12月に山梨県の中央自動車道・笹子トンネルで起きた崩落事故の教訓を後世に伝えるため、今年1月、東京・八王子市に建設されました。
館内には崩落した天井板などを使った実物大のトンネル模型が設置され、事故現場の状況やトンネルの構造などが再現されたほか、熱で溶けた腕時計などの遺品も展示されています。
25日は、遺族が桜の植樹を行った後、現場から回収された構造物に触れるなどしていました。
施設は、来月から社員の研修に使われ、今後、他の企業や自治体などの研修に利用してもらうことも検討するということです。