大規模改修にむけ“実物大の新幹線設備”
JR東日本は、開業から40年近くたつ東北新幹線などの大規模改修にむけた技術開発のため実物大の新幹線設備を造り、25日、報道陣に公開しました。
公開されたのは、新幹線の高架橋やトンネルなどを実物大で再現した模擬設備です。JR東日本は開業から40年近くたつ東北新幹線、上越新幹線について、2031年度から大規模な改修工事を始める予定で、この設備を使い、工事のコストダウンや省力化のための技術開発を行います。
防音壁の性能を高めるための開発試験を行うほか、新幹線が運行中の昼間でも線路脇で安全に工事を行うための防護柵やコンクリート内の鉄筋の腐食を探査する自走ロボットも開発などを行う予定です。
JR東日本は、こうした技術開発を基に「大規模改修を10年間で終わらせたい」としています。