大学生ら子宮頸がんワクチン無料接種求める
子宮けいがんを予防するワクチンについて、接種についての通知が来なかったために接種できなかった大学生らが、無料接種を求める署名を国に提出しました。
矢野真奈さん(22)「(私はHPVワクチンを)打っていない友達や家族がいる世代の人になります。HPVワクチンのことや検診のことを、もっと知っていただけたらと思って」
子宮けいがんは、他のがんと比べ20代から30代が多く発症します。HPV(=ヒトパピローマウイルス)への感染が原因とされ、感染を予防するワクチンを小学6年生から高校1年生の女子は無料で接種できますが、接種後に重い症状を訴える例があり、国は2013年から積極的な接種の呼びかけを中止しています。
接種を呼びかける通知が届かなかった人が、今、接種すると4万円から5万円かかるため、大学生らが無料化を求め、インターネットで集めた3万を超える署名を田村厚生労働大臣に提出しました。
署名活動は、無料接種が実施されるまで続くということです。