“大麻グミを食べた” 都内で体調不良者が相次ぐ 祭りで「食べない?」とグミを配る男性が…
都内で“大麻グミ”を食べたと訴える男女が、病院に搬送されていたことがわかりました。さらに、公園で開かれた祭りでは、来場者の男性が配ったグミを食べた男女6人が体調不良を訴えました。
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問題のグミが配られたのは…「はらっぱ祭り」。
11月、東京・小金井市の公園で行われた祭りで、その名の通り、会場は広いはらっぱが広がる公園です。
はらっぱ祭りに行った人
「本当にいろんなお店が出ていて、市民の人がいっぱい来るにぎやかなお祭り」
「奥の方が自転車全部埋まって、結構他の市からも人が来ていた」
「ロックていうの?演奏したりしていますから」
多くの人でにぎわう中、ここに現れたのは、「よかったら食べない?」とグミを配る男性です。
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今、都内で、グミを食べた人が体調不良を訴える事案が相次いでいます。
捜査関係者によると11月3日、東京・墨田区の押上駅で、グミを食べた20代の男女4人が病院に搬送される事案が発生。『大麻グミを食べた。具合が悪い』と通報がありました。
捜査関係者によると、4人が食べたのは、大阪の会社が販売しているグミ。会社のホームページによると、違法な成分は含まれていないとしています。
これと同じグミを食べて病院に搬送される事態となったのが11月、都内の公園で開催された「はらっぱ祭り」。
はらっぱ祭りに行った人
「『グミ配っている人がいるからもらわないでください』とアナウンスを聞きました」
捜査関係者によると、グミを配っていたのは、目が見えず、つえをついていた40代の男性。祭りに来ていた人たちに対して、「よかったら食べない?」と言って、グミを配っていたといいます。
その後、会場では、グミを食べたとみられる10代から50代の男女6人が体調不良を訴え、5人が病院に搬送される事態に。5人とも嘔吐などの症状がありましたが、命に別条はないということです。
警視庁が、グミを配った男性に任意で事情を聞いたところ、「普段から自分が食べているもの」「ネットで買った。おいしかったから配った」と話しているということです。現在、警視庁はグミを鑑定していて、違法な成分が含まれていないか調べています。
(11月15日放送『news every.』より)