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島根県知事 聖火リレー“一転し容認”

2021年4月6日 22:01
島根県知事 聖火リレー“一転し容認”

新型コロナウイルスの対策が不十分などとし、東京オリンピックの聖火リレーの中止を検討していた島根県の丸山知事がこれまでの考えを一転し開催を容認すると表明しました。

丸山知事「リレーの実施の可否は実施しないという判断はしませんので、マイナスの要素を含めてやられるということであればそれは仕方ない」

島根県の丸山知事は来月県内で開催予定の聖火リレーについて6日に組織委員会と協議し、ランナーを先導するスポンサー車両の音量を下げることを強く訴え、また車列やスタッフの削減を求めたということです。

これに対し、組織委員会は「スポンサーに相談して検討してもらう」としながらも「車両の削減が難しいことは知事の理解を得られた」としています。

会談を終えた丸山知事は「盛り上げたいのはわかるが改善されないと島根県民のプラスに働かない」と強調しながらも「組織委の回答によってリレーの可否は判断はしない」として開催を容認する考えを示しました。

丸山知事は、これまでの考えを一転させた理由として新型コロナの感染が拡大していない地域の飲食店などに対する支援を政府から引き出すのに「聖火リレーを中止する選択がプラスの影響を及ぼさないと考えた」と説明しました。