鹿児島県のトカラ列島近海では９日から地震が相次ぎ、十島村の悪石島では、震度４を観測する地震がこれまでに３回ありました。気象庁は、今後も地震が繰り返し起こる恐れがあるとして、注意を呼びかけています。

気象庁によりますと１１日午前５時４０分ごろ、トカラ列島近海を震源とする地震があり、十島村の悪石島で震度４、小宝島で震度２を観測しました。震源の深さは２０キロ、地震の規模を示すマグニチュードは４．５と推定されています。

トカラ列島近海では９日から地震が相次いでいて、９日午後１１時３０分から１１日の午前１１時までに、震度１以上の地震が１４１回観測されています。このうち震度４が３回、震度３が１１回です。十島村役場によりますと、これまでのところ被害の報告は入っていません。

悪石島の住民「体で感じる地震は頻繁に起こっている。こんなに頻繁に地震があるのは初めて」

気象庁は、トカラ列島近海では以前も頻発して地震が起こったことがあり、今後も地震が繰り返し起こる恐れがあるとして注意を呼びかけています。