最古か…江戸城の石垣新たに見つかる
皇居の工事現場で、現存する最古とみられる江戸時代初期の江戸城の石垣が新たに見つかりました。
皇居・東御苑では、現在、皇室に代々受け継がれた美術品を所蔵する三の丸尚蔵館の建て替え工事が進められています。
その工事現場で、これまで存在を知られていなかった江戸城の石垣が新たに見つかりました。
見つかった石垣は、幅およそ16メートル、高さおよそ4メートルの7段積みで、堀の一部とみられます。
江戸城は増築や改築が繰り返されていますが、千代田区によりますと、出土品などから現存する最古の江戸城の石垣とみられるということです。
歴史と水を専門に研究する天皇陛下は、今年2月に皇居を訪れた際、現場を視察されたということです。
千代田区の学芸員「いわゆる刻印と呼ばれているものですね。のみの打ちかけがフレッシュな状態であるというのは特徴的だと思います。これは埋まっていたからだと思います。風化していないという意味でございます」
石垣は土の中にあったことから保存状態が良く、今後、埋め戻して保存するということです。