衆議院議員の秋元司被告らの裁判で、贈賄の罪などで有罪が確定した中国企業の元顧問が出廷し、中国企業が日本でのＩＲ進出を断念する可能性を伝えた際、秋元被告から「必ずどこかに入れるから」と引き留められたと証言しました。

１４日の裁判には、外為法違反と贈賄の罪で有罪が確定した中国企業の元顧問が証人として出廷し、現金を渡した趣旨は、「便宜を図っていただくためだった」などと証言しました。

中国企業が日本でのＩＲ進出を断念する可能性を伝えた際には、秋元被告から、「ちょっと待った。今頑張っているから。必ずどこかに入れるから」と引き留められたと証言しました。

また、証人買収の罪で有罪が確定した秋元被告の知人男性からは、「検察に恨みがあるので一緒に一泡吹かせませんか」などと言われ、ウソの証言を求められたと話しました。