道路陥没 住民の弁護団会見“対応不十分”
去年、東京・調布市の道路が陥没などした問題で、住民の弁護団が会見し、事業者側にさらなる経緯の説明を求めました。
去年10月、調布市でトンネル工事が原因で、住宅街の道路が陥没などした問題で、工事を行ったNEXCO東日本の有識者委員会は先月、現場の「特殊な地盤」と、工事に使った薬剤が原因としました。
これに対し、住民の弁護団が会見し、原因究明や対応などが不十分だと訴えました。
郷原信郎弁護団長「報告書の最大の問題は、事前の地盤調査についての検討が極めて不十分」「特殊な地盤条件ということが事前にわかっていれば陥没・空洞を生じさせた不具合を事前に防止することもできたはず」
弁護団は、第三者性のない有識者委員会の報告書に疑義があるとして、経緯の説明など求めた要請書を事業者側に提出し、対応を求めています。また、地盤の修復のため、事業者側が住民に立ち退きを求めていることに、弁護団は「時期尚早」としています。