COCOA不具合 職員“知識不足”が原因
新型コロナウイルスの接触確認アプリ=「COCOA」で不具合が相次いだ問題で、厚生労働省は、「職員のアプリ開発などへの知識や経験が乏しく、発注者として管理できていなかった」などとする報告書を公表しました。
田村厚労相「発注者としてこのプロジェクトを適切に管理できていなかったところ、これは非常に反省しないといけないというふうに思います」
「COCOA」の不具合に関する検証結果の報告書では、「厚労省職員にアプリの開発などに関する知識や経験が乏しく、発注者としてプロジェクト全体を管理できていなかった」と指摘しています。
また、不具合が4か月にわたり見逃された原因は、アプリの流れを確認するテスト環境が早期に整備されず、適切なテストが実施されなかったためなどとしています。
また、この問題をうけ、厚生労働省は、16日付で、事務次官と健康局長を「厳重注意処分」にしたと発表しました。