「熱中症警戒アラート」28日から運用へ
日本で毎年、熱中症で1000人以上が死亡する中、国は、危険な暑さが予想される場合、対象の都道府県に「熱中症警戒アラート」を出し、厳重な警戒を呼びかける方針を決めました。
気象庁は23日午後2時すぎ、5月から7月にかけて、日本列島は暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温が「平年より高い」見込みだと発表しました。
こうした中、環境省と気象庁は、気温に湿度や日射の予測も加えて熱中症の危険を知らせる「熱中症警戒アラート」の運用を、これまでの関東甲信から全国に拡大することを決めました。
小泉環境相「今年1人でも多く亡くなる方を減らして、今(毎年)1000人以上、熱中症で亡くなってしまっている、本当に熱中症という災害ですよ」
国は、アラートの運用を今月28日から始める予定で、アラートが出された地域では、不要不急の外出や運動を控えるよう求めています。