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景井ひな22歳 バズる動画の「3秒」勝負

2021年4月23日 22:01
景井ひな22歳 バズる動画の「3秒」勝負

流行の発信源となっている動画共有アプリ「TikTok」で、女性日本一のフォロワー数を誇る景井ひなさん(22)。絶大な支持を受ける景井さんに、バズる動画をつくるための戦略や、SNSと共に生きる世代に向ける視線を聞きました。

■凝った仕掛け 「開始3秒」に

今年で26回目を迎える「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」で新人賞に輝いたのは、TikTokクリエイターの景井ひなさんです。女性ユーザーの中で、620万以上という日本一のフォロワー数を誇っています。

1分以内の動画を配信するTikTok。今や、ここからダンスや音楽などの流行が生まれています。景井さんの動画の総再生回数は20億回以上にもなりますが、バズる動画をつくるためにさまざまな戦略があるといいます。

河出奈都美アナウンサー
「バズらせるために意識していることはありますか?」

景井さん
「(大事なのは)どうやって指を止めてもらえるかなので、動画の開始3秒にめちゃくちゃ凝っています。(例えば)おもちゃのベロとかを使って、本物の舌につまようじを刺しているかのように見える、という仕掛けがあって、『えっ、ひなちゃん何してるの?』っていう感じで指を止めてもらえたりとか」

■言葉を超えて共感できるアイデア

配信のタイミングを考え、ネタ選びにも余念がありません。TikTokは夜に見る人が増えると景井さんは考え、毎日午後7時に動画を投稿しています。また、3~4日で流行が変わっていってしまうため、常に新しいネタを探し、動画を発信しています。

景井さん
「暇な時とか移動時間とか、ずっとTikTokを見ているんですよ。たくさん見あさって見あさって、『これからこの音源流行ってきそうだな』とかを早めに見つけて、それをいち早く撮る」

海外の人でも楽しめるような工夫もしています。

景井さん
「私、英語とかがまったくしゃべれないので、どうしたら日本の方だけじゃない、海外の人にも見てもらえるんだろうって思った時に、誰が見ても意図が分かるような動画を必ず作ろうと思って」

思わず誰もがやってしまう「あるあるネタ」や、表情だけで楽しませる動画など、言葉が分からなくても共感できるアイデアが大事といいます。その結果、今や半数以上が海外からのフォロワーになりました。

■SNS世代「人生ごろっと変わる」

学生時代、興味本位で動画の投稿を始めてから2年。トップクリエイターとなった今、SNSと共に生きている自分たちの世代をどう見ているのでしょうか。

景井さん
「情報にあふれた社会の中で、SNSを常に見続けているので、いろんな人たちの意見がある中で、それを見ていて自分の考えもまた新たに持って、いろんなことに興味がある(世代だと思います)」

河出アナウンサー
「SNSで人生変わったと思いますか?」

景井さん
「思います。SNSとかで今はこうやって、ごろっと人生が変わったりするので、自分から行動することって絶対大事だと思っています。『ひなちゃんができるんだったら自分もSNS始めてみたらいけるかも』っていう、ちょっと後押しできるような存在になれたらいいなって思います」

(4月22日『news zero』より)

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