丸川大臣“苦言”に…小池氏「詰めている」
東京オリンピック・パラリンピックの医療態勢について丸川担当大臣は、開催都市の「東京都の考えが全く聞こえて来ず、非常に懸念している」と、都に対し、苦言を呈しました。
丸川大臣「東京都のお考えというものが全く聞こえてきませんので非常に懸念をしております」
丸川大臣は閣議後の会見で、大会の医療態勢をめぐり国の支援の可能性を問われた際、地域医療を預かる東京都が「厳しいコロナの状況で開催のためにどう取り組むのか具体策を示してもらっていない」「感染症の専門家に相談しているか明確でない」などと述べました。
また、2週間ほど前に事務方を通じ、都に対し医療現場への負荷などについて問い合わせていると述べ、「方向性を示してもらわないと、どう支援すればいいのかと戸惑っている」と懸念を示しました。
一方、小池知事は、丸川大臣の発言に「実務的に詰めている話で、組織委員会に聞いていただきたい」と不快感をにじませた上で、安心安全な大会に向けて、「コミュニケーションをしっかり取ってやっていく必要がある」と述べました。
また、28日、IOCや丸川大臣らと5者会談を行うことも明らかにしました。