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「昭和の日」脚光浴びる“レトロ”なモノ

2021年4月29日 22:07
「昭和の日」脚光浴びる“レトロ”なモノ

4月29日は昭和の日。なつかしのレトロな商品が、今の若者たちに注目されています。

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29日、埼玉県の温泉施設に集まってきたのは、まるで昭和にタイムスリップしたような雰囲気、今も現役で活躍するレトロカーの数々です。

企画者 玉川温泉・支配人 新井志野さん
「どうせなら昭和の日に集まれたらいいなと企画しました」

見たことのないレトロな車に子供たちも興味津々。観覧に来たつもりが、展示に飛び入り参加した女性もいました。

展示会に飛び入り参加・20代
「きょう(現地までは)実は私が運転してきた。すごく乗りやすくて、こういう車が増えてくれたらうれしいなと思っています」

令和の時代に脚光を浴びる『レトロ』なもの。

東京・原宿の時計店・フォッシル原宿明治通り店には、デザイン性に富んだモダンな腕時計が並んでいますが、29日に発売されたのは、ドット表示がレトロな雰囲気を醸し出す腕時計。(RETRO DIGITAL/1万5400円)

丸みを帯びた形は80年代をモチーフにし、インパクトのあるゴールドは手元でさりげない個性をアピールできます。若い世代の注文が相次いでいて…

ストアマネジャー 佐藤彩果さん
「緊急事態宣言下の中では予約は予想以上といえる。(昔を)知らない世代からの予約が多いので、新鮮に感じていると思う」

液晶のスムーズな動きや、5気圧防水など、機能は最新。珍しい見た目で脚光を浴びています。

一方、渋谷のカメラショップで若者たちが次々と手に取っていたのは、今から35年前の昭和61年に発売され、一世を風靡(ふうび)した「写ルンです」。

今やスマホのカメラは当たり前。性能も上がっていますが、なぜ、購入するのでしょうか?

お客さん(20代)
「2~3か月後に現像して、改めて友達にシェアするのが、時間かかる感じがいい」

お客さん(20代)
「お店に持って行くのが面白い」

撮影や現像に手間がかかることが新鮮。撮れる写真の枚数が決まっていることも新鮮で…

お客さん(20代)「あと2枚、何を撮ろうかと迷うところも面白い」

「写ルンです」の画質は、スマホと比べてみると少しぼんやりして見えます。また、こんな魅力も…

お客さん(20代)
「ちょっと白飛びしてるとか、スマホだと最近起こらないので、その辺が面白い」

鮮明過ぎないぼやけた色あいも魅力的だというのです。現像した写真は、スマホに転送することもできるということです。

こうしたレトログッズの広がりは100円ショップにも広がっています。(Seriaのレトログッズ 商品は在庫がない場合もあり)リスの表紙がトレードマークのレトロなメモ帳に、どこか懐かしい動物の自由帳。

味のある『レトログッズ』が、私たちの癒やしになるかもしれません。

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