変わる「避難情報」 いつ動くべき?
先週、沖縄などで梅雨入りの発表がありましたが、まもなく日本列島は本格的な雨のシーズンになります。そんな中、命を守る重要な避難情報が今年から大きく変わります。
◆自治体が発表する「避難情報」
大雨などの際、自治体が発表する避難情報は5段階の警戒レベルに分かれていますが、この名称が変わることになります。
レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」は「高齢者等避難」に変わります。移動に時間がかかる人が避難を始める段階です。
◆警戒レベル4までに全員避難を!
特に大きく変わるのがレベル4です。これまで「避難勧告」と「避難指示」が同じレベル4に並んでいて分かりにくいという声が多く、「避難勧告」は廃止され、「避難指示」に一本化されることになったのです。
レベル5の「災害発生情報」は、「緊急安全確保」に名称が変わります。これは命の危険が迫っている段階で、すでに安全な避難ができない状況です。
さらにレベル5は、必ず出されるとは限りません。ですから警戒レベル4の「避難指示」の情報が出た段階で崖の近くや、川のそばなど危険な場所から全員避難をすることが重要です。
警戒レベル4までに、「全員避難」です。
◆5月20日スタート
この新しい避難情報は5月20日からスタートします。
近年、毎年のように大雨による災害が相次いでいます。みなさんが住んでいる町でも、いつ発生するか分かりません。自分がいる場所の危険度を普段からチェックして、家族や近所の人と避難場所や避難方法を改めて確認しておいてください。