腹ペコで危険増加? ニシキヘビ逃亡6日目
横浜市戸塚区のアパートから、体長3.5メートルのアミメニシキヘビが逃亡して6日目。11日も、警察・消防など20人以上で、住宅街の側溝や車両の下なども、念入りに捜索しています。
さらに、民家の敷地内も随時捜索が行われています。住民にはチラシを配布し、目撃情報を募っています。
捜索に協力した住民
「あちこち見たいなら見てくださいよ。協力しますよ、わたくしは。協力しないと捕まんないよ」
ヘビの逃走のため、恒例行事を中止する人も――
住民
「山の奥にうちのお稲荷さんがある。夏になったら掃除しなきゃいけないが、それも中止にしようかと」
しかし、いまだに目撃情報はなし。緊張が続く中、専門家が新たな危険性を指摘。
野村獣医科センター・野村潤一郎院長
「逃げた時は、かなり腹ぺこですね。腹いっぱいのニシキヘビは、とぐろ巻いて、ぴくりとも動かない」
仮に、現在も腹をすかせた状態だと、攻撃的になるというのです。動物園にいる同じ種類のヘビの映像。攻撃する時は、素早い動作でかみついてきました。
夕方には、赤外線カメラで逃走現場のアパート内を再び捜索しましたが、見つかりませんでした。
今後の注意点は――
野村獣医科センター・野村院長
「たまたまヘビが、この家は隠れ場所にいいなと認識すれば、部屋に入ってくる事もある」
狭く暖かい場所を好むというニシキヘビ。警察などは、住民に警戒を呼びかけると共に、捜索を続けています。