東急本店を解体へ“渋谷の象徴”また消える
1967年、東京・渋谷に誕生した「東急百貨店本店」。東急グループは13日、2023年春以降に解体する予定と発表しました。またひとつ、東京・渋谷からシンボルが消えゆくこととなりました。
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1967年、東京・渋谷に誕生した「東急百貨店本店」。
同じ渋谷にある「東急東横店」は、駅直結という立地もあり多くの買い物客を集める一方、本店はラグジュアリーブランドを展開。
地元の人に愛される“高級デパート”としての地位を確立し、渋谷の町で、それぞれ差別化を図っていました。
しかし、去年3月には「東横店」が閉店。
本店も、開業から半世紀あまりがたち、建物の老朽化が目立ち始めるなか――。
東急グループは13日、2023年春以降、「本店」を解体する予定と発表したのです。
隣接する複合文化施設「Bunkamura」については、大規模な改修工事を実施し、2023年4月から長期休館する予定としています。
きょうも「本店」を訪れていたファンからは・・・
60代女性
「ここで毎日買い物しているので不便になると思います。やっぱり寂しいのはありますね」
70代男性
「いちばん落ち着いて買い物ができる。(本店も)できれば残していただきたい」
東急グループは、再開発後に新しくできる建物に百貨店を構えるかどうかは未定としています。