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宇都宮氏 政府などに五輪中止の要望書提出

2021年5月21日 14:07

東京オリンピック・パラリンピックの中止を求め、署名活動を行っている元日弁連会長の宇都宮健児氏が、政府と組織委員会に対し開催中止を求める要望書を提出しました。

宇都宮氏は、菅総理大臣と丸川担当大臣宛てに、大会中止を求める要望書を提出し、その後、組織委員会の橋本会長宛てにも同じ要望書を手渡しました。

要請後、取材に応じた宇都宮氏は「貴重な医療資源・財源を(大会に)さくことになれば、助けられる命が助けられなくなる」、「大会時に医療が対応できるか具体的に示さないと、国民に不安が広がる」などと主張しました。

今後、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が来日するタイミングなどに、再度中止を求める要望書を提出するとしています。これを受け、組織委員会は「今夏の安全で安心な大会開催実現に向けて、引き続き、政府、東京都、関係自治体と緊密に連携し、準備に尽力してまいりたい」とコメントしています。