昭和大 医学部元講師が論文142本で不正
昭和大学は、医学部麻酔科学講座の元講師が発表した論文など142本で、データのねつ造や改ざんなどの不正があったと発表しました。
昭和大学は28日、医学部麻酔科学講座の講師だった上嶋浩順氏が2015年から去年に発表したあわせて142本の論文や学術雑誌への投稿などで、データのねつ造や改ざんなどの不正行為があったと発表しました。
去年、外部から指摘があり、大学の調査委員会が、上嶋氏の論文など147本を調査したところ、本人がデータのねつ造や改ざんを認めたり、根拠となるデータの資料を保管していなかったりした117本について、ねつ造や改ざんだと認定したということです。
また、131本について、研究に関わっていない人を著者に加えるなどの不正があったと認定しました。不正は上嶋氏が1人で行ったということで、大学は上嶋氏を去年、懲戒解雇処分にしています。