これから４日にかけて、九州から北海道の広い範囲で、警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。また、４日は北日本を中心に、警報級の暴風のおそれがあります。

●低気圧発達、前線も活発化
今後、九州の西、東シナ海の梅雨前線上に低気圧が発生する見込みです。低気圧は発達しながら、４日は日本海を北東に進み、北海道に近づくでしょう。

また、梅雨前線には南から湿った空気が流れ込み、前線の活動は活発化するとみられます。３日から４日にかけて、九州から北海道の広い範囲で、警報級の大雨となるおそれがあります。

特に九州では３日の段階から、大雨警報が発表される可能性が高くなっています。土砂災害や河川の増水に注意・警戒が必要です。

※注意報・警報については、最新の情報を確認するようにしましょう。

２４時間予想雨量（４日朝まで：５日朝まで・多いところ）
北海道－－－－－　：１００～２００ｍｍ
東北－－－－－－　：　５０～１００ｍｍ
北陸－－－－－－　：１００～１５０ｍｍ
東海１００ｍｍ　　：１００～２００ｍｍ
近畿１００ｍｍ　　：１００～２００ｍｍ
中国１００ｍｍ　　：　５０～１００ｍｍ
四国２００ｍｍ　　：１００～１５０ｍｍ
九州北部２００ｍｍ：　５０～１００ｍｍ
九州南部２００ｍｍ：１００～１５０ｍｍ

※関東甲信では、神奈川県や長野県南部で、４日の昼前後に激しい雨となるおそれがあります。

●北日本は暴風にも警戒
低気圧が北海道に接近すると、気圧の傾きが大きくなります。北日本の太平洋側を中心に南よりの風が強まるでしょう。低気圧の発達程度によっては、警報級の暴風となるおそれがあります。

４日の予想最大瞬間風速
北海道太平洋側　　　３０ｍ／ｓ
北海道オホーツク海側３０ｍ／ｓ
北海道日本海側　　　３０ｍ／ｓ
東北太平洋側（海上）３０ｍ／ｓ

●全国天気
３日朝の段階で、九州の全域で雨が降っています。３日午後には、中国・四国の広範囲で雨になるでしょう。近畿も３日夜には雨が降り出しそうです。西日本では４日にかけて雨が降り続くでしょう。東海・北陸では３日夜遅くに雨が降りだし、４日朝までに関東や東北も雨になるでしょう。北海道も４日の日中は雨のところが多い見込みです。なお、関東では３日日中は晴れる時間帯がありそうです。東北や北海道でも３日の日中は晴れる見込みです。

●全国気温
本州から北海道では、平年の気温を上まわるところが多いでしょう。北陸など日本海側では、より気温が高くなりそうです。湿度の高い西日本では蒸し暑く感じるでしょう。

予想最高気温（前日差、季節感覚）
札幌　２５℃（＋２、７月中旬）
山形　２９℃（＋１、７月中旬）
仙台　２５℃（＋１、７月上旬）
新潟　２７℃（＋２、７月上旬）
東京　２６℃（±０、６月中旬）
名古屋２７℃（＋１、平年並み）
大阪　２８℃（±０、６月中旬）
福岡　２６℃（－２、６月中旬）
那覇　３１℃（＋２、６月下旬）