環境省、水俣病問題タスクフォース新たに設置 マイク音切り問題受け
環境省が水俣病の被害者団体と大臣の懇談中に団体側のマイクの音を切った問題を受け、省内で横断的に水俣病問題に取り組むタスクフォースを新たに設置しました。
伊藤環境大臣は14日朝、「環境省全体で水俣病問題に取り組む」として、複数の部署の職員29人からなるタスクフォースの立ち上げを新たに発表しました。
水俣病関係者との話し合いの場を増やし、現行法のもとで状況の改善につとめたいとしています。
まず被害者団体と改めて懇談するため、15日に審議官が現地を訪問し、日程を調整するということです。
一方、懇談の中で被害者1団体の持ち時間を3分とする運用は2017年から続いていたことが新たに分かりましたが、マイクを切る運用が始まった経緯は分かっていないとしています。