皇后さま、蚕の卵採る…今年初の「採種」
今年2年目となる皇居での養蚕に取り組んでいる皇后さまは、今年初めて蚕の卵を採る「採種」の作業をされました。
皇后さまは11日午前、皇居にある紅葉山御養蚕所を訪れ、今月7日に続き養蚕の作業をされました。11日の作業は、今年初めてとなる蚕の卵を採る「採種」と、繭の両端を切り取って蚕の羽化を促す「繭切り」で、皇后さまは、1時間あまり丁寧に取り組まれました。
皇后さまは、生き物の世話が好きなことで知られ、「この子はどこにいっちゃうの」などと話しながら、作業をされていたということです。
皇居での養蚕は、新型コロナウイルスへの対策のために担当者を減らして行われていて、皇后さまは、1人で作業にあたっている主任に対し、「暑い中、大変ですね」とねぎらわれていたということです。
また、長女の愛子さまは、学習院初等科の頃から毎年、お住まいで蚕の飼育を続けていて、今年も例年通り育てられているということです。