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コロナ対策 ライブハウスで換気の実証実験

2021年6月13日 1:11
コロナ対策 ライブハウスで換気の実証実験

12日、東京・新宿にあるライブハウスで、新型コロナウイルスの感染対策として、換気の実証実験が行われました。

地下のライブハウスで行われた今回の実験。室内にドライアイスを充満させて、満席のライブ状態と同じようなCO2濃度を作り出し、十分な換気が行えるか検証するのが狙いです。

吐く息に多く含まれるCO2の濃度の変化は、密集の状況を知る目安となり、新型コロナ対策としてCO2濃度が1000ppmを超えると換気をする必要がありますが、実験では3分間窓やドアを開放しつつ送風機などを使用することで、3000ppmから624ppmまで下がりました。

騒音対策のため、換気の間、バンドメンバーは演奏をせず、寸劇を行い、客を楽しませる工夫をしました。

実験を主催した電気通信大学の石垣陽教授は、密閉空間になりやすいライブハウスなどでは、今回の実験のように目で見える形でCO2濃度をおさえ、騒音対策をしながら場を盛り上げる対策が必要だと話しています。