最大9連休のゴールデンウイーク後半の初日となる3日、交通機関では下りがピークを迎え、各地で混雑が見られました。全日空によると、3日の国内線の予約は、新型コロナ以降、最多の15万人を超えました。一方で、今年も引き続き“ステイホーム”で楽しむという人たちも少なくないようです。

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最大9連休のゴールデンウイーク後半となる3日。夜の渋谷を訪れると、祝日の3日から“連休本番”という人も多くいました。

会社員（25）
「自分は9連休です」

会社員（25）
「キャンプ行って、サウナ行って、飲み会行って」

大学生（19）
「熱海、行きます」

大学生（19）
「満喫したいです」

そんな中、空の便は――3日午後7時すぎ、羽田空港は夜になっても多くの利用客で混み合っていました。

新幹線も3日、下りのピークを迎えていました。駅のホームには駅員が立ち、「こちら、大変混み合います！」と乗客を空いている方向へと誘導していました。

三重県へ帰省する乗客
「（混雑が）想像以上で参っています。これから頑張って帰ろうと思います」

東海道新幹線は始発から午後4時まで、東京駅発の自由席の乗車率が最高で140パーセントと、席に座れない人も出ました。

高速道路では夜になっても、上りの一部で渋滞が発生していました。東名高速上り線では、午後9時を過ぎても渋滞が発生していました。一方、下りでも午前中には関越道で最大54キロ、東北自動車道で43キロなど各地で長い渋滞ができていました。

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3泊4日で東京ディズニーリゾートを満喫した家族を取材しました。午後2時ごろ、海老名サービスエリアの車内では…

父親
「出発、しんこーう！」

長女（5）
「ぱぱ頑張ってね～」

高速道路を使って千葉県のホテルから自宅のある名古屋へ移動しました。スムーズに進んでいましたが、午後2時半ごろ、静岡県の足柄サービスエリアでは…駐車場には車がずらりと並んでいました。

母親
「え、めっちゃ混んでない？」

午後6時ごろには、車を運転し続けている父親にも、疲れの色が…。

父親
「結構、疲れてきているね」

出発から約8時間後、ようやくわが家に到着しました。

記者
「運転、お疲れさまでしたー！」

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車の移動が増えれば、トラブルも増えます。3日午後、箱根のゴルフ場で働くスタッフの車がパンクするトラブルがありました。JAFの隊員が対応し、タイヤ交換に出していました。JAF隊員は問題のあるタイヤを指さし、「ここですね。横があいちゃってるので…」と説明していました。

箱根のゴルフ場に勤務する人
「ちょっとタイミング悪いですね…」

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3日午後、3泊4日で沖縄へ行くという家族に話を聞きました。

母親
「去年、おととし（のGW）は近場で過ごしていました。コロナも心配だったり…」

おととしのゴールデンウイークには東京都から「できるだけステイホームで」という要望があり、去年も引き続き家で過ごしたといいます。

母親
「もうそろそろ（旅行しても）いいかなと」

娘
「ジンベエザメを見たい！」

去年と違い遠出を選択したという別の家族にも話を聞きました。

父親
「実家が大阪なので帰省です」

娘
「USJの乗り物みたいなの乗って遊ぶ！」

去年のゴールデンウイークは行き先を長野にしたといいます。

父親
「（去年は）混雑を避けようと、車で行ける場所で。だいぶ（コロナが）落ち着いてきて、ようやく日常に戻せるかな」

全日空によると3日の国内線の予約は、新型コロナ以降、最多の15万人を超えました。日本航空でもグループ全体で、下りの予約率は9割近くにのぼったということです。

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多くの人が各地へ出発する一方で、今年も引き続き“ステイホーム”で楽しむ人たちにも話を聞きました。3日午後、東京・千代田区の書店に行ってみると…

会社員（20代）
「私もあんまり内容知らないんですけど、ここの書店でしか再販しないという、うわさの本だったので（買った）。（ゴールデンウイークで）5冊くらい読みたいと思っている」

――旅行に行かない理由は？

会社員（20代）
「混んでるのと、普段より高いので。（行動）制限もなくなったので怖いかなって気も…」

東京・大田区のホームセンター「ケンマート」でも、話を聞きました。

GW中“ステイホーム”30代
「ウッドデッキ塗り替えたくて、ペンキを探しに来ました」

連休中は庭の手入れをしたり、近くの公園で遊んだりする予定だといいます。

GW中“ステイホーム”30代
「どこ行っても混んでるので、遠出するなら連休過ぎてからでいいかなと」

各地で混雑のピークを迎えた3日、目立った渋滞は解消されましたが、4日も中央自動車道下りで40キロの渋滞が予想されています。

(5月3日放送『news zero』より)