公職選挙法違反の罪 河井克行被告あす判決
公職選挙法違反の罪に問われている、元法務大臣の河井克行被告の判決が18日、言い渡されます。執行猶予付きの判決を求める弁護側と、実刑判決を求める検察側に対し、東京地裁がどのような判断を示すか注目されます。
元法務大臣の河井克行被告は、妻の案里元議員が初当選した2019年の参議院選挙をめぐり、広島県の地元議員らを買収したなどとして、公職選挙法違反の罪に問われています。
これまでの裁判で、克行被告の弁護側は「政治基盤の確立など、より主な目的・理由があって現金を渡した」「決して買収一辺倒の行為ではない」などと主張し、執行猶予付きの判決を求めています。
克行被告は先月の最終意見陳述で、「妻をダシにしてしまったことに、日々自責の念を抱いております」「十字架を背負って、地元広島の地を歩く覚悟です」と涙声で述べました。
一方、検察側は、「我が国の犯罪史上、突出して悪質な公職選挙法違反事件」などとし、懲役4年、追徴金150万円を求刑しています。判決は、18日の午後1時半から言い渡される予定です。