河井克行被告 無罪主張一転“買収”認める
おととしの参議院選挙をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪に問われた衆議院議員で、元法務大臣の河井克行被告が、23日の被告人質問で、これまでの全面的な無罪主張を一転させ、地元議員らに対する買収について認めました。
河井克行被告は、おととしの参議院議員選挙をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われています。克行被告は去年8月の初公判から無罪を主張していましたが、23日行われた被告人質問で起訴内容を大半で認めました。
被告人質問で克行被告は、広島県の地元議員らと後援会関係者に関する現金の提供について、「全てが買収目的であったことは断じてございませんが、選挙買収罪という事実に関しましては争うことをいたしません」と発言しました。
一方で、妻の案里元議員との共謀と陣営関係者への買収については、否認しました。