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東京都議選“告示”党首級が第一声

2021年6月25日 11:54
東京都議選“告示”党首級が第一声

任期満了に伴う東京都議会議員選挙が25日に告示され、新型コロナ対策や東京オリンピックのあり方などを争点に、9日間の首都決戦が始まりました。各党は衆議院選挙の前哨戦と位置づけ、党首級が応援に入って支持を訴えています。

今回の都議選では、いまだ収束が見通せない新型コロナウイルス対策と経済支援のほか、賛否が分かれている東京オリンピック・パラリンピックのあり方などを巡って、論戦が繰り広げられます。

また、前回の都議選で、「小池旋風」を追い風に圧勝し、小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が第1党を維持できるのかや、大敗を喫した自民党が、再び選挙協力を結んだ公明党と共に過半数を獲得できるのかが焦点となります。

都民ファーストの会・荒木千陽代表「小池知事が最初に火をつけたこの改革のともしびを私たちは消してはならない。そして4年前にいただきました、またあの改革の意欲とまた東京を変えていきたいと思う、この気持ちをぜひ都民の皆様にも思い出していただきたい」

自民党・菅義偉首相「東京オリンピック・パラリンピック、最優先すべきは安全安心であります。万全の準備のなかでこの大会を進めていきたいと思っております」

公明党・山口那津男代表「ワクチン接種に大きく道を開いてきた公明党。これからもネットワークを生かして、皆様がコロナに安心して立ち向かい、乗り越えられるように進めてまいりたいと思います」

共産党・志位和夫委員長「命よりオリンピック、オリンピック最優先で、国民の命は二の次ということをやっているじゃないですか。命より五輪、こういう政治には審判をくだしましょう」

立憲民主党・枝野幸男代表「ぜひあなたの、あなたの大切な人の命と暮らしを守るために当たり前のまっとうな日々を取り戻すために、そのためにはあなたの力が必要です」

日本維新の会の馬場幹事長は新型コロナ対策について「都民の税金を1円でも有効に使っていくため議論やさまざまな提言を行っていく」と訴えました。

東京・生活者ネットワークの山内共同代表は「コロナ対策とオリンピック開催は両立しない、中止すべき」。

国民民主党の玉木代表は、コロナ対策を巡り、「保健所機能の強化や病床の確保などと共に、万全の経済補償をセットで実現していく」。

古い政党から国民を守る党の立花党首は「少数派の声を大事にしていく。これから日本が求められているのはしがらみのない政治」。

れいわ新選組の山本代表は「オリンピックについて命を守るのが政府の仕事でまともに考えれば開催はリスク。中止を」とそれぞれ訴えました。

各党は、秋までに実施される衆院選の前哨戦と位置づけ、党首級が街頭演説に立つなど、力を入れています。

都議選は、来月4日に投票が行われ、即日開票されます。

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