韓国で次の大統領選挙の前哨戦と位置づけられるソウルと釜山の市長選挙を前に、２日、期日前投票が始まりました。

来週７日に投開票が行われるソウル市長選挙は、与党の朴映宣候補と、野党の呉世勲候補の一騎打ちの構図です。

最新の世論調査ではソウル、釜山ともに野党候補が２０ポイント以上リードしていて、与党側は劣勢です。政府傘下の住宅公社職員らによる、不正な不動産購入問題などが政権与党の逆風になっている形です。

野党に投票した人「政権審判のためにきた」

与党に投票した人「（政権与党が）間違ったことをしているが、また良くやるだろう」

こうした中、次の大統領選挙に向けて動向が注目されている尹錫悦前検事総長が父親とともに投票を行いました。世論調査で最も高い人気を維持していますが、今後の身の処し方などについては言及しませんでした。