東京オリンピック・パラリンピック選手団の入国について、空港検疫で新型コロナウイルスの陽性者が判明した場合、濃厚接触の疑いがある同行者をすぐに空港内で特定する方向で、政府などが検討していることがわかりました。

今月１９日に来日したウガンダの選手団９人が入国した際、１人の陽性が判明しながらも、残り８人について濃厚接触者かどうかの判断をしないまま合宿先の大阪・泉佐野市に移動させた政府の対応には批判が集まっていました。

これを受け、政府や組織委員会は、空港検疫で陽性者が判明した場合、担当者が機内の座席状況などを確認し、濃厚接触の疑いがある人を空港内で速やかに特定する方向で検討していることが関係者への取材でわかりました。

濃厚接触の疑いがあると特定された人については、専用のバスで滞在先に移動し受け入れ自治体の保健所が最終判断する案や、滞在先には移動させず、組織委員会などが指定した宿泊施設で様子をみる案などがあがっていて、早急に、具体的な方法を検討するということです。