梅雨前線の活動が活発になっていて関東甲信を中心に、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

神奈川県平塚市の一部では、大雨警戒レベルが最も高いレベル５の「緊急安全確保」が出されている地域があります。神奈川県内では中小河川で急激に水位が上昇し、平塚市内を流れる金目川などでは氾濫がおきていてもおかしくない「氾濫危険水位」を超えています。

神奈川県は午前７時頃、平塚市を流れる金目川で、洪水による浸水被害がすでに発生している可能性があるとして、大雨警戒レベルが最も高いレベル５の「緊急安全確保」を出しています。

その後、午前８時現在までに、金目川に加え、鈴川、河内川などでも洪水による浸水被害がすでに発生している可能性があると発表しています。

緊急安全確保は、５段階の「大雨警戒レベル」のうち最も危険性が高い「命の危険」があることを示す情報で、住民に命を守るための最善の行動を強く求めるものです。安全な場所まで避難する時間がなかったり、すでに外に避難することが危険だと感じたりした場合には、近くの比較的丈夫な建物や、自宅の２階以上、山の斜面からできるだけ離れた部屋に避難するなど、状況に応じて、命を守る行動をただちに取ってください。