岸田首相の襲撃事件をめぐり、警察を所管する谷国家公安委員長が報告を受けたあとも「楽しみにしていたうな丼は食べた」などと発言したことについて、「舌足らずで誤解を招きかねない発言だった」と釈明しました。

谷国家公安委員長
「大変舌足らずで誤解を招きかねないところがあったという批判はお聞きしています」「（Q.撤回は？）撤回？撤回というか、発言は事実しか言っておりませんので」

谷国家公安委員長は25日、自民党議員のパーティーの挨拶で、今月15日に出張先の高知県内で警察庁から事件の報告を受けたあとも、「楽しみにしていたうな丼はしっかり食べさせていただきました」などと発言していました。

こうした発言について、野党側は「緊張感が足りない」などと強く反発し、更迭を求める事態となっていますが、谷国家公安委員長は今後について、「G7サミットも目の前に迫り、職務は引き続き緊張感を持ってまい進していきたい」と述べています。