首相“襲撃”後も…谷国家公安委員長「楽しみの“うな丼”食べた」と発言 野党側は更迭要求
岸田首相の襲撃事件をめぐり、警察を所管する谷国家公安委員長は25日、事件発生の報告を受けたあとも出張先で「楽しみにしていたうな丼は食べた」などと発言しました。野党側は強く反発しています。
谷国家公安委員長
「四万十でおいしいうな丼を食べられるということで、楽しみにしてたんですけれども、これから食べようという時に警察庁から電話があって、和歌山で総理にこう物を投げられたとありましたけども、うどんは…うどんじゃなくて…うな丼はしっかり食べさせていただきました」
谷国家公安委員長は自民党議員のパーティーの挨拶で、今月15日に出張先の高知県内で事件の報告を受けた際の行動を自ら振り返りました。
野党側は、「緊張感が足りない」などと強く反発しています。
立憲民主党・安住国対委員長
「国家公安委員長として緊張感足りないですね。こういう人が警備の最高責任者なのかって話になるのが、総理にとってはマイナスなんじゃないですか」
野党側は、谷国家公安委員長の更迭を求めましたが、岸田首相は「引き続き職務にあたってもらいたい」と述べました。