「死んだら香典いくらくらい」新たな“不適切”音声 愛知・東郷町町長“パワハラ・セクハラ問題”
パワハラやセクハラとみられる発言が問題となっている愛知・東郷町の町長の新たな不適切な音声が明らかになりました。
中京テレビが入手した音声データには、東郷町の井俣憲治町長と町役場の職員のやりとりが収められていました。病気で手術を控えた職員に対し…
井俣町長
「お前の家、何宗? 葬式やるっていったら何宗?」
職員
「えーっと西本願寺」
井俣町長
「西本願寺って東郷町、あそこしかないぞ」
職員
「死ぬこと前提じゃないですか」
井俣町長
「お前死んだら、香典いくらくらい?」
職員が亡くなる前提でのやりとりにも聞こえます。
これまでもパワハラやセクハラとみられる発言が問題となっている、井俣町長。21日、「僕の声ですね」と自分の声だと認めました。この会話は、先月のことだといいます。
その職員に対し、町長はさらに…
井俣町長
「(保険金)いくら?」
職員
「金額は知りません」
井俣町長
「それうちで臨時職員雇うやん? 会計年度職員雇うやん?」
職員
「はい」
井俣町長
「そのために(保険金を)使ってもいいの? 給料は一緒なだけ出るんだろ? お前の家には実害ないやん、給料まるっと出たら」
職員の保険金で新たな人を雇えないかと発言しました。
この職員は井俣町長から日常的にパワハラを受けていたため、自分を守るため録音したといいます。
井俣町長
「冗談のつもりでといいますか、親しき仲にも…不謹慎だったと思います」
東郷町議会では、今月27日に井俣町長への不信任案を採決する臨時議会が開かれます。決議案が可決された場合、町長は来月7日までに町議会を解散するか失職することになります。