富士山「山開き」初の入山規制…多くの登山客で混雑 山梨側
山梨県が、入山規制と通行料の徴収を導入した富士山が山開きを迎えました。
富士山5合目に設置された登山者の規制ゲートの前です。小雨交じりの強い横殴りの風が吹いていますが、多くの登山客で混雑しています。
ことしの山梨県側からの富士登山は、基本的に事前予約制で登山者は2000円の通行料を支払い、リストバンドをもらってから山頂を目指します。
これに先立って山梨県は、弾丸登山対策として5合目にゲートを設置。日付が変わった午前0時に初めて入山規制が行われました。
その後、午前3時に再び開門し、通行料の徴収や警備にあたるスタッフが配置につきました。1日の富士山は強風で、スタッフが登山を制止する場面もみられたほか、麓と5合目を結ぶ富士スバルラインが一時通行止めとなりましたが、現在は解除されています。
この夏の入山規制は、富士山の保全活動の方向を占う試金石となります。