フジが事務局「お台場トリエンナーレ」10月開催は見送り 都は新体制で開催目指す
東京都はフジテレビなどの実行委員会と共催する国際芸術祭「東京お台場トリエンナーレ2025」について、実行委員会を組織し直し、10月からの開催を見送ることを発表しました。
「東京お台場トリエンナーレ2025」は、今年10月から12月の期間、お台場エリアで開催される国際芸術祭で、フジテレビの遠藤龍之介副会長が実行委員長を務めているほか、フジテレビの本社や湾岸スタジオなどが会場となっています。
都によりますと、今月21日にフジテレビが事務局を務める実行委員会から、「現状では主催者として関係者の理解を得られないこと、 協賛の確保が難しいことなどから、開催準備の継続が困難である」と申し出があり、都は、現状の体制では予定通りの開催は難しいと判断し、10月からの開催を見送ることを25日に発表しました。
今後、実行委員会を組織し直し、芸術祭の名称、開催時期や実施エリアを検討して、新たな体制での開催を目指していくということです。
また、この国際芸術祭の広報費用や契約アーティストの作品制作費などとして昨年度と今年度であわせておよそ1億2600万円を都が負担していますが、実行委員会が全額返金するとしています。