TDLショー出演の女性が損害賠償求め訴え パワハラ認定せずも…オリエンタルランドに88万円の支払い命令
東京ディズニーランドのショーに出演していた女性が、上司から「死んじまえ」などとパワハラを受けたとして損害賠償を求めていた裁判で、千葉地裁は、運営会社に88万円の支払いを命じました。
この裁判は、東京ディズニーランドのキャラクターとしてショーに出演していた女性が、「君は心が弱い」「病気なのか、それなら死んじまえ」などと上司からパワハラを受けたとして、オリエンタルランドに損害賠償330万円の支払いを求めたものです。
29日の判決で千葉地裁は、上司の発言をパワハラとは認めなかったものの、職場環境の改善を怠ったとして会社側に88万円の支払いを命じました。
判決後の会見で、女性は、「従業員にとっても夢と魔法の王国と自信をもって言える環境になってほしい」と語り、職場復帰を目指すということです。
一方、オリエンタルランドは「当社の主張が一部認められなかったのは誠に遺憾であり、判決内容を精査したうえで今後の対応を検討してまいります」とコメントしています。