トヨタ 社員自殺“パワハラ”認め社長謝罪
トヨタ自動車が、男性社員が自殺したのはパワハラが原因だったと認め、社長が直接遺族に謝罪していたことがわかりました。遺族は、上司から日常的に「バカ」「死んだ方がいい」などと叱責されていたと訴えていました。
4年前、当時28歳の男性社員が自殺した問題で、トヨタ自動車が今年4月に遺族と和解していたことがわかりました。トヨタによりますと、パワハラと自殺の因果関係を認め、豊田章男社長が2回にわたり遺族を訪ね直接謝罪したということです。
また、トヨタは、パワハラについて懲罰規定に明確に記載したり、仕事の能力よりも人間性を重要視する評価基準を去年から導入したりしたことで、再発防止を訴えていた遺族と和解に至ったということです。
トヨタは「一人ひとりの社員が安心して働ける、風通しの良い職場風土を築くよう、努力を続けてまいります」とコメントしています。