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9月末までのマイナポイント申請期限 “駆け込み”心理につけこむ「詐欺メール」激増…被害男性が語る

2023年9月28日 6:15
9月末までのマイナポイント申請期限 “駆け込み”心理につけこむ「詐欺メール」激増…被害男性が語る
9月末に迫ったマイナポイントの申請期限。駆け込みで申請する人が増える中、「マイナポイント」をかたるフィッシング詐欺の報告が激増しています。総務省は注意を呼びかけています。

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27日、神奈川県川崎市の川崎市役所ではマイナポイントの申請に、多くの人が来ていました。マイナンバーカードを取得した人が、最大2万円分のポイントをもらえるマイナポイント。その申請期限が9月末に迫っています。

マイナポイントを申請しに来た人
「どうせだったら(申請に)行ってみようかなと」

駆け込みで申請する人が増える中、こうした心理につけこみ、横行しているのがマイナポイント事務局を装う“詐欺メール”です。被害にあった男性に話を聞きました。

マイナポイント“詐欺メール”で被害にあった男性
「メールが届いていまして」

22日、男性の元に届いたメールにはマイナポイントのロゴがあり、一見、公式のものに見えてしまいますが、“詐欺メール”です。本来、今月30日までの申請期限が、有効期限が22日と表記してあったり、「マイナポイントの申し込み方法です?」と文末に不要な「?」がついていたり、不自然な日本語になっているのです。よく見れば“怪しい”と感じる部分もありますが…

――なんの疑いもなく入力してしまった?

被害にあった男性
「そうですね。特に警戒は(しなかった)」

こうした「フィッシング」と呼ばれる手口では、メール内のURLをクリックしてしまうと詐欺サイトにつながり、名前や電話番号、カード番号などを入力させ、個人情報が盗まれてしまいます。

被害にあった男性
「個人情報もクレジット情報も入力してしまった」

情報を入力した後、画面がうまく切り替わらず違和感を覚えた男性。後日クレジットの明細を見ると…

被害にあった男性
「使われてたのは9万4400円」

アンティーク雑貨の店から9万4400円の請求がきたといいます。

被害にあった男性
「すぐにクレジット会社に連絡して、店にいって」

その雑貨店が調べた上で、購入をしていないということになれば、返金されるということです。

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このような「マイナポイント」をかたるフィッシング詐欺の報告は今月26日時点で2657件と、先月の342件に比べ7倍以上に増えています。(フィッシング対策協議会調べ)

総務省によると事務局や自治体がマイナポイントの申し込みをメールで個人に送ることはないということで、注意を呼びかけています。

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