福島第一原発“処理水放出”具体的方法示す
福島第一原発にたまり続けている「処理水」の海洋放出について、12日、原子力規制委員会の専門家会議が開かれ、東京電力から処理水を海に流す具体的な方法が初めて示されました。
福島第一原発でたまり続けている「処理水」について、政府は今年4月に海洋放出する基本方針を決定しています。
12日、原子力規制委員会の専門家会議が開かれ、東京電力から初めて処理水を海に流す具体的な方法が示されました。
最も多く処理水を流す時の場合、敷地内の設備に海から1秒間に4トンの海水をポンプでくみ上げ直径およそ2メートルの配管に通し、そこに処理水を1秒間に6リットル混ぜて海に放出するということです。
また、海水をくみ上げるポンプが停止したときや放射線のモニタリング装置が故障したときは2か所の弁で処理水の流れを遮断させる方法が示されました。
今後、原子力規制委員会が審査を行った上で海洋放出設備の建設を進めていくことになります。