イルカの“あくび”初確認!空気吸わずに?
水槽を自由自在に泳ぐイルカ。このイルカに関して13日、世界初の研究結果が発表されました。
ゆっくりと口を開け、閉じるこの動作。イルカも「あくび」をすることが分かったのです。水中のほ乳類にあくびが確認されたのは世界で初めてのことです。
結果を発表したのは三重大学の研究チーム。
三重大学大学院生物資源学研究科・森阪匡通准教授「眠いときっぽいですね。目もしょぼしょぼしているときに、割とあくびがでることが分かっています。圧倒的に頻度が少ないので、それを実際にじっくり見る人がほとんどいなかったっていう」
研究チームでは、イルカをおよそ119時間観察しましたが、5回しか見られなかったといいます。
これまで「あくび」は空気を吸い込む動作とセットと考えられてきましたが、今回のあくびは水中でのこと、空気は吸っていません。
三重大学は、今後、なぜ水中でもあくびが必要なのかなどについても研究を進めたいとしています。