瀬戸内海にイルカの大群 集団で“迷子”?
船のすぐ側まで近づき泳いでいるのはイルカです。遠くに目を向けると、数え切れないほどたくさんのイルカの背びれが確認できます。
愛媛県伊方町の沖、およそ3キロの瀬戸内海。松山海上保安部の巡視艇がおよそ50頭のイルカの群れに遭遇したといいます。
瀬戸内海で見つかるイルカについて長年調査している男性は…
ドルフィンファームしまなみ 内田善忠代表取締役
「びっくり。非常に珍しい種類だと思う」
見つかったのは太平洋などに生息するマイルカではないかと話します。いったいなぜ、瀬戸内海にやってきたのでしょうか。
ドルフィンファームしまなみ 内田善忠代表取締役
「50頭の群れはマイルカにしては非常に小さい群れじゃないかなと。大きな群れの中から分かれて、えさを追って迷って入ってるんじゃないかなと」
普段1000頭を超える群れで生活しているというマイルカ。一部のイルカが、えさとなるイワシやアジなどを追いかけて瀬戸内海へ入ってきたのではないかということです。