救出…弱ったイルカ海岸漂着 なぜ2頭も?
近所の人たちが見守っていたのは、海岸に打ち上げられてしまった2頭のイルカ。地元のダイバーらが、必死に沖に戻そうとしたといいますが…。沖に何回出しても、戻ってきてしまうのです。
体をタオルで包み、代わる代わる海水をかけてやりますが、弱っているのか、ぴくりともしません。海岸にはイルカの無事を祈るように手を合わせる人の姿も見られます。
そこで動いたのが、地元の水族館でした。2頭のイルカを保護したのです。海とつながっている施設で体を寄せ合い、のんびりと泳いでいた2頭。両方とも4、5歳くらいの若いオスだということです。
水族館によりますと、2頭は、エサを追いかけて、入り江にきたものの、波が大きく沖に戻れなくなってしまった可能性があるということです。体調は、回復してきているといいますが、5日間程度はこのまま状況を見守りたいとしています。