クマの目撃が相次いでいた岩手・大槌町で3日午後11時ごろ、クマに麻酔が命中し、捕獲されました。

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岩手・大槌町で2日からクマの目撃が相次ぎ、捕獲作戦に乗り出していました。3日午後5時ごろには、ノソノソと水路を歩くクマの姿も…。なかなか捕まらず、住民は不安な2日間を過ごしていました。

2日、海沿いに姿を現したクマは、海に落ちたという情報もありましたが、その後、造船所に立てこもりました。

クマを目撃した人
「うそ、うそ、うそ、うそ」

3日に空き地に出没した際は、猟友会が爆竹を投げ、山へ誘導しようとしました。クマは動き出しますが、膠着（こうちゃく）状態に…。結局、失敗に終わっていました。

そして、3日午後11時ごろ、空き地近くには、麻酔を用意する獣医師らの姿がありました。麻酔3発を吹き矢でクマに命中させたのです。ようやく、クマが捕獲されました。

捕獲されたのは体長約110センチ、メスの高齢のクマでした。やや衰弱していたため、点滴をして4日午前5時ごろ、町内の山林に放されたということです。