緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに７２７人が新型コロナウイルスに感染していました。７日間平均の感染者数、陽性率、ともに爆発的な感染拡大が起きた第３波の１月下旬以来、およそ半年ぶりの高い値となりました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの７２７人で、先週月曜日（１２日）と比べ２２５人増え、３０日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回り、感染の急拡大に歯止めがかからない状態です。

直近７日間の感染者数の平均は、１１００人を超えて１１００．４人となったほか、陽性率も９．６％まで上昇し、いずれも爆発的な感染拡大が起きた第３波の１月下旬以来、およそ半年ぶりの高い値となりました。

年代別では、活動が活発な３０代以下の若い人が全体の６割を超えていて、３０代の女性は、知人３人で会食して全員が感染したり、２０代の女性は、一緒にダンスレッスンした知人から感染していました。

一方、新たに１４３人が、インドで確認された感染力の強いデルタ株に感染していました。都内では、デルタ株の市中感染の広がりと急速な置き換わりも進んでいます。