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札幌市長“すぐに緊急事態宣言を”感染拡大

2021年5月13日 20:21
札幌市長“すぐに緊急事態宣言を”感染拡大

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。13日感染者が過去最多を更新した、北海道の鈴木知事は、札幌市の緊急事態宣言を国に要請するか協議することを明らかにしました。

まん延防止措置がとられている北海道・札幌市。13日、過去最多となる499人の感染が確認されました。

札幌市民
「きのうからきょうの上げ幅聞くと結構怖い。まだ増えていきそうな気がしていて」
「まん延防止出すより、先に緊急事態宣言を出した方がよかった気がします」

北海道全体でも712人と、こちらも過去最多を更新しました。歯止めがかからない状況に、再び緊急事態宣言が出されるのでしょうか。

札幌市・秋元市長「札幌市の現状は、市民の皆様の命や、健康を脅かすリスクが極めて高く、今すぐにでも緊急事態宣言を発令すべき状況にあることから、国や北海道への働きかけを行ってまいります」

札幌市は、すぐにでも緊急事態宣言を発出すべき状況だと話した秋元市長。また、北海道の鈴木知事は、札幌市と協議の上、緊急事態宣言の措置を札幌市のみに限定するなど、柔軟な運用を、国に改めて求めていく考えを示しました。

さらに、まん延防止措置の対象に、小樽市や旭川市などを追加する方針を明らかに。北海道は、14日にも対策本部会議を開き、開始時期などを決定する予定です。

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感染が拡大し、深刻な状況となっている岡山県。日本三名園のひとつ岡山後楽園は、13日から臨時休園に。岡山県では13日、171人の感染を確認しました。

加藤官房長官は13日、13県について感染拡大に懸念を示した上で、特に岡山県と広島県について「感染レベルを下げるため特段の取り組みが求められる」と指摘。まん延防止措置に追加するか、検討しています。

また、政府内では、北海道は札幌市を中心に、まん延防止措置で対応すべきという意見が多いのが現状ですが、政府関係者の1人は「(感染拡大が)札幌市中心だったのが広がっている。緊急事態宣言の対象とするかは、全体の中で判断しないといけない」と話すなど、調整が続いています。

菅総理大臣は13日夜までに、西村担当大臣ら関係閣僚と対応を協議した上で、最終判断する方針です。そして、東京では新たに1010人の感染を確認。4日ぶりに1000人を超えました。

   ◇

現状分析を行う会議では――

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師
「都においても、流行の主体が感染力の強い変異株N501Yに置き換わりつつある」

感染力の強い「N501Y」変異ウイルスの感染者が、先月19日の週のおよそ57.4%から、先月26日の週では、およそ68.4%に上昇。「流行の主体が置き換わりつつある」と指摘しました。

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そして、大阪では761人、兵庫では361人、愛知では624人など感染が確認されました。また、厚生労働省によりますと、全国の重症者は12日時点で、過去最多の1214人で、初めて1200人を超えました。

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